先日、「日本では、ルールとかマナーとかに守られている代わりに、こちらもそれを守ることを要求される。」と書いたけど、ここまでとは思わなかった。国保選手の腰パン騒動には、ちょとびっくり。
と思ったら、先日テレビで見た小5の授業風景、クラスの3分の1くらいが茶髪だったのにもびっくり。
大人の腰パンはダメで、子どもの茶髪はいいんだ。(それぞれの考えの持ち主は一致してないだろうけど)
日本はどうなってんのかなあ?
人に迷惑かけなけりゃ何してもいいってもんじゃないけど、
迷惑どころか何の関係もない人があんまりヤイヤイ言うのもどうかなあ、と。
先月のこと、地元のチームに加入した日本人選手を応援にいこうと誘われて、サッカー観戦に行った。
「警察官もついている専用入り口に車を横付けして、屋根つきVIP席に入って見るから絶対安全」と言われ、競馬場の馬主席のようなもの(入ったことないけど)を想像して行ってみたら、何のことはない、
VIP席はトタン屋根のついた正面スタンド席のことだった。
しかも、開始前からスコールに見舞われ、道路はたちまち冠水。車は入り口横付けどころか駐車場にさえ入れず、会場まで靴を脱いでコーヒー色の水の中をざぶざぶ歩く羽目に。
ポカリのペットボトルを持っていた私は入り口で止められ、
ポカリを直にビニール袋に移され、ストローを差し込まれて「はい」と渡された。飲みにくい。
行く途中から、チームカラーの緑集団が暴走族よろしく鳴り物鳴らして走っていた。会場に入ってみると向かいの外野スタンドは緑で埋まり、歓声で地響きがする。
試合の方は、サッカーをよく知らない私にさえ下手だとわかるくらいに下手だったが。
ハーフタイム、雨がますます激しくなる。VIP席と一般席(屋根がない)の境の金網を越えて、人がどんどんこっちへ入ってくる。グランドは水はけが悪く、コーナーは完全に水没。
試合が中断して約1時間、業を煮やした観客はついにグランドへ。
スポンサー看板を使って、水をかき出し始めた↓。
「HONDA」の看板がなぎ倒される光景を、あっけにとられて見ている私たちのところへ、日本人選手から電話が入る。
「選手はもう変装して会場を出てます。早く脱出してください。」帰りは一段と水かさが増している道路、もう裸足は危険なので、今度は靴のままざぶざぶ歩く。ここまで来ると、逆に笑いが止まらなくなる。
まさに「ルール無用」。
何より私が気色悪かったのは、あんなにいきがってた国母選手が、出場と引き換えに黙らされたこと。
「絶対許せない」と思う人がいても「自分流でかっこいい」と思う人がいてもいいけど、こんな結末はお互い消化不良だし、何も残らない。
ぶつかる中で生まれるルールも、きっとあったはず。
ボネックのみなさんは、サッカーのルールから勉強した方がいいと思う。
グランド荒らしたら、試合は中止らしいですよ。
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