FC2ブログ

笑門来福ジャワ島日記

5児の母のインドネシア通信
  [ スポンサーサイト ]
--------(--) --:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | TB:× | CM:× |
  [ 運転手さんの訃報 ]
2009-01-15(Thu) 14:24:26
年が明けてすぐのある朝、うちの運転手さんが家に入るなり、ものすごく暗い顔をして言った。

「朝、ダルトさん、死ぬ。」

ダルトさんは、友人Mさんの運転手さん。Mさんと私は、去年交流部の部長副部長を務めたので、行動を共にすることが多かった。うちの運転手さんとも仲がよかったし、私自身もよく車に乗せてもらった。朗らかで世話好きな性格で、地理にも明るく頼もしかった。
施設に寄付する荷物を、いつもてきぱきと運んでくれた姿が浮かんでくる。

最後に会ったのはいつだったか。少なくとも病気には見えなかった。
びっくりして「なんでまた?」と問う私に運転手さんが答えてくれた情報を、なんとかつなぎ合せてみるに、どうも盲腸だったらしい。
お腹が痛み始めてしばらくしてから、手術をした。術後もお腹の痛みは快癒しない。散々我慢して、再手術に臨んだ時には、もう治療不可能だった、らしい。

医学的なこともここの医療レベルもよくわからないが、日本なら死ななくてすんだかもしれない。まだ51歳だったそうだ。
病院へ行くのを我慢することも、手術したのに手遅れになるようなこともなかったかもしれない。

だから、「彼が日本人だったらよかったのに」という気はない。だって彼はインドネシア人だから。「インドネシア人だから死んでもいい」と言ってるわけでももちろんない。
うまく言えないが、彼は日本人になって生き延びることより、インドネシア人のまま死ぬことを望むと思うから。

寿命って、遺伝的要素や生活習慣だけじゃなくて、きっと国とか運とかひっくるめてのものだ。

ただ、イネの医療関係者はじめ、この国で命を預かるすべての人には、発奮してもらいたい。死ななくていい人をみすみす死なせることはないように。誰もが寿命を全うできるように。
お金ほしさの過積載でフェリーを沈めてしまうなんて論外。

運悪く、Mさんは現在帰国中。さぞ驚き、悲しんでることだろう。
「ダルちん」「ダルぴー」と呼んでかわいがっていた。年上の男性にその言い草もどうかと思うが、それが許され、また似合ってもいる、愛嬌のあるおじさんだった。

亡くなった魂だけは、どんな神の前でも平等。
イスラム教徒なのに、断食もあまりまじめじゃなかったけど、アラーの神に怒られてないといいな。
ダルトさんの冥福を祈る。
スポンサーサイト
ここで思うことTB : 0CM : 4
インドネシアにはない病気HOME元気です

COMMENT

  +
Σ('◇'*)エェッ!?
うちめっちゃ面識あるんですけど(旦那が同じ会社でry
旦那もよくダルちんの車に乗ってたな…
痛いのをそこまで我慢した挙句に死ぬってorz
ダルちんはうちの子達もよく可愛がってくれました。。。
(;´∀`)うわぁ…詳細いろいろ聞きたいけど、旦那に電話するのイヤだしなー(殴
また教えてくでさいませ…
b y ばにら | 2009.01.15(16:03) | URL | [EDIT] |
  +
任せて!と言いたいところだけど、私の会話力では「盲腸」とか「癒着」とかうまく伝わらず、日記に書いた内容が限界。お葬式に行った運転手さんの話では、会社の人が何人か来てたということなので、会社の方はもっと詳しくご存知と思われる。もしかしたらご主人も行ってたかも。
面倒見がよくて働き者で、いい運転手さんだったよね。私も気持ちばかりお香典(?)を包ませてもらいました。合掌。
b y みわ | 2009.01.15(21:00) | URL | [EDIT] |
  +
日本で働いていた時は、超音波診断装置の製造・販売・輸出会社に勤めていたため、インドネシアの医療レベルに関しては、そこそこ詳しいのですが。

皆さん、ご存知の通り、インドネシアの医療レベルは極めて低く、報道こそいちいちされないものの、誤診によるミス治療が多発しています。 富裕層、政治家達が、自らの健康診断をインドネシアで行わず、シンガポールやその他先進国で行っていることからも、その問題は伺える位に酷い。 仮に盲腸レベルでも、しっかりした病院でないと怖いのが現状です。

周知の通り、盲腸の手術は簡単だし、死亡に至る例はほとんどないので、最初の病名が本当に盲腸だったら、病院の術式ミスであったか、誤診であった可能性もあります。 術式が悪く、その場所が癒着や化膿してしまうと、盲腸の近くにはリンパ腺があるので、毒が体中に回り、非常に危険です。 癒着なんて言葉が混じっているようなら、そんな可能性が大きかったかもしれません。

面倒見が良くて、働き者が亡くなるのは、どこの国の人でも残念なことです。 合掌
b y MASAKI | 2009.01.16(11:55) | URL | [EDIT] |
  +
インドネシアの病院、怖すぎます…。
このコメントを読んだ夜、3号が盲腸になる夢を見てしまいました(汗)。それでも私たちは帰るところがあるからいいけど、インドネシアの人はここにいるしかないんですよね。
医療水準を上げるには、お金で医師免許が買えたりするような賄賂、汚職、縁故まみれの社会を変えなくちゃならないし、志の高い医師を育てるには子どもの頃からの教育も大事で、ああでも、そもそも保健相のオッサンがよくわからないし、、、、インドネシア前途多難ですね。はあ。
b y みわ | 2009.01.18(20:58) | URL | [EDIT] |

COMMENT POST

:
:
:
:



 
 管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK

この記事のURL
   http://miwa4275.blog101.fc2.com/tb.php/461-3b119ab1



copyright © 2018 笑門来福ジャワ島日記. All Rights Reserved.
  
Item + Template by odaikomachi

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。