笑門来福ジャワ島日記

5児の母のインドネシア通信
  [ sumbangan(寄付) ]
2008-07-08(Tue) 10:57:27
日本人会の活動で、インドネシアで口蓋裂の子どもの支援をしている団体に会った。
3年ほど前から縁あって、哺乳瓶や粉ミルクの寄付をし、JC事務局に募金箱を置いてもらっている。

口蓋裂の子どもは、日本でも400〜500人に一人の割合で生まれているというから、結構高い。でも、今の先進諸国では、手術や矯正など適切な治療が受けられるので、成人する頃には問題なくなっている場合が多いらしい。

ここではそうはいかない。親はその情報も収入もないどころか、遠隔地ではそもそも「病院に行って治す」という発想さえないらしい。
この財団では、まずそういう子どもを探すことから始まり、親を教育し、特殊な哺乳瓶とミルクで子どもに充分に体力をつけさせてから、病院へ移送し、手術に臨ませ、その後のサポートまでをしている。

今日会ったのは、事務局のインドネシア人の女性と、フランス人の女性だった。
現在、アメリカ人、オランダ人、ベルギー人など、多国籍のボランティアで活動しているそうだ。

日本との文化の違いを感じる。
欧米では、「寄付は社会人のたしなみ」のようなところがあるし、奥様の余暇活動といえばボランティアやチャリティーと相場が決まっている。ボランティア精神が根付いているのだ。

それが日本では、ボランティア団体というとなぜか、「胡散臭い」「いいかげん」というイメージが付きまとう。
その違いがどこからくるのか、どうしたら克服できるのか、なかなか答えは見つからない。

そして実際、私たちもよくわからなくなっていた。
3年前に支援し始めた時の人は、きっとそれなりの想いがあって始めたのだろう。
それが毎年人が入れ替わり、ただ引継ぎされて、メールだけのやり取りを重ねているうちに、
「なんなの?この団体」
「渡したお金はちゃんと使われてるの?」
「他にも慈善団体はたくさんあるだろうに、なんでここにだけ援助してるの?」
てな疑念が生まれていた。

最後の疑問については、私たちは行政ではないので、そこまで公平性にこだわらなくてもいいと私は思っている。こういうことは縁だし、相手に問題なければそれでいいと思う。「みんなを助けられないから一人も助けない」と差し出せる手も引っ込めていては、誰も助からない。
でも、差し出した手を必要なところに届かせたいとは思う。

先方にしてみれば、たいした金額でもない(私たちもそんなに裕福な団体ではないので)寄付のために、毎年わざわざ足を運ぶのは大変だと思う。
でも、今回会って話してみて、改めて「顔を見ること」の大事さを感じた。
それはそのまま、国際支援の難しさでもある。
なかなか会えないもんね。

まあ、顔が見えたからといって支援の適切さまで保障されるわけではないので、そこは見極める必要があるが。
会わないと、始まらないのだ。

tyu-rippu.jpg

というわけで日本のみなさんにも会っていただきましょ
グレースさんとソージックさん
ここで思うことTB : 0CM : 3

copyright © 2008 笑門来福ジャワ島日記. All Rights Reserved.
ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー  FC2ブログ
Item + Template by odaikomachi