笑門来福ジャワ島日記

5児の母のインドネシア通信
  [ 明日から一時帰国 ]
2008-08-14(Thu) 21:25:26
いよいよ明日出発。我が家は準備におおわらわ。

1号。入念な分、荷物が多い。クーラー対策の長袖が2枚もある。「だって、スカートの時はこの上着、ズボンの時はこの上着やないとおかしいやん。」ああ、君もちゃんと14歳女子なのだね。

2号。前日の今日、散髪に。運転手さんのバイクに乗せてもらってでかけ、ローカル床屋で7,000ルピア(約100円)。正真正銘インドネシアヘアスタイル(海軍風)をご覧あれ。ちなみにこの人、この前運転手さんちで風呂に入ってきた(経緯はまたいつか)。もう日本語を話してるのが不思議な男。ズボンはすべてジャージ。

3号。自由研究に時間のかかるクロスステッチ刺繍を選んだ彼女。もちろん日本にも持参。やってる時は話しかけないでください、目が飛んじゃいますから。服?何でもいいからママ入れといて。

4号。服にはうるさいのに、宿題類は一切持っていかない。自由研究もさっさと終わらせた。読書日記があるというので、それを持っていかないのかというと、「別に。読まんで書いたらいいもん」。おい。ホントに1年生か?

5号。夏休みに入ってから始めたトイレトレーニングは、「自分では言わないが、トイレに連れていくとできる」という、この上なく中途半端な仕上がり具合。しかも大は、クローゼットの中に隠れてして、それをメイドさんに持っていって見せ、驚かせて喜ぶという変態ぶり。この旅で振り出しに戻ること間違いなし。

実は、家族だけで国境を越えるのは初めて。カルガモ一家のような我が家を心配して、友だちが事前に出入国カードをもらってきてくれたり、50分しかない香港の乗換えの手ほどきを写真つきでしてくれたり。ああ、ありがたや。心配ないのは荷物の重量オーバーくらいか(何せ7人分ですから)。

夢中になると時間が止まる2号、空間があると走らずにおれない5号。←男ばっかだ
GPS端末を埋め込む、ハーネスをつける、犬笛ならぬ子笛を開発するなどの案はいずれも実現することなく、明日を迎える。

まあ、そんな状態の上にはりきってスーツケースいっぱいのお土産買っちゃったのは私だけど。帰りはここへ5号を入れたい。

荷物も子どもも、無事日本にたどり着けますように。

亀

ペットショップで見つけた亀
亀密度、高すぎ
大丈夫、お土産には入ってません
家族の毎日TB : 0CM : 2
  [ 今そこにある危機 ]
2008-08-07(Thu) 11:00:13
認めたくない。認めたくないがどうやら。

太っている。

2〜3ヶ月に一度わが町に、バリからレースのお店が出張販売に来る。そこで春に、黒の絹のワンピースを買った。約8千円。ちょっとブカブカしていたが、差し迫った4号の卒園式・入学式に着たかったので、そのまま購入。
先日、またそのお店が来ていた。やっぱり服の中で体が泳いでいるのはかっこ悪いので、直してもらおうと持っていった。

更衣室に入って着てみると、なんかおかしい。戸惑っている私にかまわず部屋に入ってきたマダム、鏡に映った姿を見て一言。
「ニョニャ(奥さま)、どこを直すの?ぴったりじゃない。」

ええそうね、ぴったりだわ。絹って縮むの?

先日、久しぶりに大家さんに会った。「痩せたんじゃない?」と言われて、「そう?」と気をよくしていると、運転手Hさんが横から一言。
「うっそ〜、ママさん太ったよ〜。」

あんなに衝突しても首にしようと思わなかったのに、この時はちょっとだけ思った。

ここに来ると、男性は痩せ(海外駐在員の激務のため)、女性は太ると言われている。
要因はいろいろあるだろうが、なんと言っても家事をほとんどしないからだろう。カロリーの消費量が全く違う。移動はすべて車だし、頭や神経や時間を使うことは多くても、体は使わない。
体を動かすのが好きな人は、意識してゴルフだテニスだと汗を流すけれど、私は全く興味がない。運動といえば、せいぜい週末に1号とするヨガくらいか。

油断していた。

高校卒業から(つまり大人としての体が完成されてから)20年以上、同じ体重だった。5度にわたる妊娠・出産・授乳で増減はしたけど、その時期を過ぎるとまるで形状記憶合金のごとく、元の体重に戻ってしまう(もちろん質は落ちてるけど)。
おまけに、子を産むと大概太ってしまうらしいインドネシアの人たちに、「5人も産んで、何でそんなに細いままなの?」と言われて、調子にのっていた。

自分の両親を見たら、安心してはならないことは明白だったのに。

年齢的にも、さすがの形状記憶合金も怪しくなっているのだろうと思われる上に、この生活。
このワンピースがお蔵入りになるようなことだけは絶対避けたい。

卒園式
家族の毎日TB : 0CM : 3
  [ Selamat Jalan(さようなら) ]
2008-08-04(Mon) 07:35:05
学期が終わるたびに、何人かが日本に帰っていく。気がつけば、滞在一年半ですっかり「古い方」になっている。そんな状況にもだんだん慣れるのかな、と思っていたら、付き合いが長くなるだけつらくなる。
中でも今学期の別れは、近い人が多く、ちょっとせつなかった。

まずAちゃん一家が、31日に発った。

Aちゃんは4号の大の仲良し。Mちゃんをライバルとするなら、こちらは凸凹コンビとでも言おうか。よく一緒にお絵かきや宿題をしては笑いあっていた。席が隣になった時は大喜び。交換したたくさんの手紙には、どれも「だいすきだよ」と書いてある。おっとりして優しい話し方をするAちゃんは、我が家の子ども達にも人気が高かった。
時に意思の強い面を見せることもあって、4号と競い合っているうちに、2人で3メートルの飛び込み台から水深4メートルのプールに飛び込んだ時にはびっくりしたなあ。

お母さんのKさんは、遊びに行くといつも、甘くて冷たい紅茶と朝日新聞を出してくれた。
子どもが幼稚園で時間があった頃は、たくさんいろんな話をした。新聞に載っているニュースのこと、子どものこと、学校のこと、家族のこと、ここでの暮らしのこと、日本に残してきた両親のこと。
どれもひとつひとつはたわいない話なのだけど、安心して話せて、居心地がよくて、いつもあっという間に時間が経った。
Kさんはよく「私なんか何もできなくて」と言ったけれど、そんなことはない。あんなふうに、誰も傷つけることなく楽しい話題を提供できるっていうのは、簡単そうで実はとても難しいことだ。すばらしい才能だと思う。
ご主人がいつも早く帰ってくるらしいけど、その気持ちがわかる。生まれ変わって男になったら、こんな奥さんがほしいと思う。(自分がそうなることはすでにあきらめた)

そして3日、Mちゃん親子が発った。

おませで、愛嬌があって、物怖じしないMちゃんにかかれば、どんな男もたちまち「奴隷」だった。体重120キロのアメリカ人のオッサンでさえ。まさにクレしんのねねちゃん状態である。
4号とは数知れず衝突し、流血しないで済んだのが不思議なくらい(いや、私の知らないところでしてたかも)。それなのに、いつもくっついていて、放課後も遊びたがる。かけがえのない友達だった。

忘れてはいけないのが、彼女の兄Rくん。2号と同じ学年で、やっぱりとても仲がよかった。
体が大きくて不器用でストレートにぶつかっていくので、ジャイアンタイプかと誤解されやすい。
が実は、誰にでも優しくて、正義感が強くて、困ってる人を見たら黙っていられない。授業中もみんなを笑わせ、楽しませる。率先して動き、大きな声を出し、盛り上げる。おとなしい「いい子」の多いクラスで、ムードメーカーであり、貴重な存在だった。

ママのNちゃんは、パッと見「ヤンママ」(死語?)以外の何者でもない。おまけにはっきりモノを言うので、誤解されやすい(ん?誰にそっくりだ)。一本気で裏表がなく、さっぱりした人だ。
でも実は、シャイで、意外に堅実で、体育会系のがんばり屋で、おまけに苦労人だったりする。
盆踊り大会でサッカー部の店を出した時、一緒に店番をした。そのお好み焼きを売った時の手さばきが忘れられない。首にかけたタオル、紙一枚ひいただけで焼きたてのお好み焼きを持つ手の皮の厚さ、宙に舞う鰹節、飛び散るソース。その働く姿はあまりにかっこよかった。
つり銭を勘定しながら、この人、口だけじゃなくてちゃんとやるときゃやる人なんだと思った。

一年生女子は2人を欠いて、4号とSちゃんの2人だけになってしまった。ジェントルな3人の男の子と合わせて、たった5人のクラス。その寂しさに慣れるまで、しばらくかかるだろうな、親子とも。
でも、もうしばらくここでがんばります。みんながそれぞれの場所でがんばるように。

仲良くしてくれてありがとう。元気でね。またきっと会いましょう。

歯磨き
思い出に我が家でお泊り会をした日の朝
左から、Aちゃん、4号、Mちゃん、Sちゃん
一人っ子のAちゃんSちゃんは初外泊だったらしい
興奮しすぎて5時間くらいしか寝てません
家族の毎日TB : 0CM : 3
  [ 3号 気がつく ]
2008-08-02(Sat) 08:00:11
その天然・平和主義から、我が家では癒しキャラとしての地位を確立している3号。その持ち味はインドネシアでも健在である。

ある日の会話。
3号「ママ、Uくんのお母さんってスパイなんて!」

Uくんのお母さんは仕事を持っているため、学校の送迎は運転手のみで行っている。そのため、他の子ども達とは会う機会が少なく、子どもからは謎の存在となっているらしい。

私「・・・・・・・ふーん。でも、スパイってばれてる時点で、スパイとしては失格やねえ。」

3号「・・・・・・・・・ママ、スパイって何?

わかってなかったのか。一応4年生。

また別の日。
3号「ママ、Tくんってハーフなんて!」

確かに、国際結婚家庭の子は多いが、Tくんはどっからどーみても純血日本人。なんで子どもって、そんな突拍子もないことを思いつくのだろう。
ところで、ハーフの意味は、わかってるんだろか。

またある日、運動会が終わってから。

3号「ママ、普通の学校の運動会って、きょうだいが同じ組じゃない時もあるんて!知っとった?」
私「・・・・・・・・・知らんかった?」

ここや以前住んでいた島は、学校の運動会は地域の運動会と合同で行われていた。どちらも、一家はみな同じ組になるよう配慮される。当初、私にはそのことの方が驚きだった。島の人にそう言ったら、「そりゃそうやろ。子どもと敵同士になれるもんかね。」と言われて、へぇ〜と思った覚えがある。3号にとっては、今や「組み分けは世帯ごと」の方が当たり前なのだ。
なんにせよ、人数の多い我が家が組み分けのネックになっているであろうことは容易に想像がつく。お世話かけます、体育主任殿。

たった一人で島の小学校に入学し、今は4人のクラスで過ごす3号。きっと日本の学校に帰ったら、まだまだびっくりがたくさんに違いない。

8月。そんな子ども達との、夏休みが始まった。

注)「ハーフ」は差別用語とされることもあるようですが、子どもの発言をそのまま載せました。

トーテムポール
5人でトーテムポールになって遊んでいるところ
個性は見事にバラバラだけど
きょうだいなかよしが何よりの宝
家族の毎日TB : 0CM : 2
  [ 運動会2008 ]
2008-07-28(Mon) 09:48:16
一学期最後にして日本人会最大の行事、運動会。我が家は赤組で参加した。

この日、4号には絶対負けたくない相手がいた。

それは、ばにらの娘Mちゃん

気が強くて感情の起伏の激しい二人は、よく似ている。普段から、大の仲良しであり、同時に最大のライバルでもある。
Mちゃんは、小1女子にあるまじき身体能力と並外れた運動神経と恵まれた体格を持ちながら、ただ一点「しんどいのがキライ」なために、持久走などで「いつでも闘魂むき出し」の4号に勝ちを譲っている、。
徒競走では、練習段階から僅差で勝ったり負けたりしていたようだ。半ばあきらめモードのMちゃんに対し、闘魂4号はそれこそ朝から晩まで走り回り、打倒Mちゃんに燃えていた。

だがこの日、珍しくMちゃんは「本気」だったらしい。

勝負は、スタートからお互い一歩も譲らぬ競り合いとなった。
ぐんぐん加速する。二人とも必死の形相。たぶん周囲の歓声も耳には入っていない。見ている私も息をするのを忘れそう。
その一瞬、世界は間違いなく二人だけだった。

デッドヒートの末、鼻の差でMちゃんが勝った。Mちゃんは激走のあまり、ゴールに前のめりに突っ込んで転んだ。タイムを取っていたらきっと、一年女子の学校記録くらい出てたにちがいない。

そのMちゃんは、運動会が終わって1学期が終わったら、日本に帰ってしまう。鼻っ柱の強い4号にとって、時にそれをへし折ってくれるMちゃんは、とても貴重な存在だった。
終わった後4号は、「いいもん、Mちゃんが日本に帰ったら4号が1番やもん。」とものすごい負け惜しみを言っていた。
Mちゃんがいなかったら、きっと4号もそんなに早く走れてないよ。2学期になって、それがどんなに寂しいことか気づいても遅いんだから。お別れまでにちゃんとありがとうって言うんだよ。

その後の全校リレーでは、もう脱力していつもの「しんどいのキライ」に戻っていたMちゃん相手に雪辱を果たし、満足げな4号であった。やれやれ。

他のこどもたちもそれぞれがんばった。

2号、3号も徒競走では1位だった。
一緒に走る4年生4人の中で一番小さい3号は、いつもコース取りで押し負けてカーブで苦戦する。今日はうまくカーブから2位で抜け出せて、いつものように直線で追い上げ、こちらは鼻の差で勝った。

それから、小柄で身の軽い我が子たちは、組体操でも活躍。
3号は「友好の架け橋」で、インドネシアの国旗を持って因幡の白兎よろしく全校生徒の背中を渡り、1号は「友好の塔」のてっぺんでその旗を持った。
目立つけど危ないし、責任も重大。下で歯を食いしばってがんばってる子ども達のためにも、無事成功してほっとした。
全校生徒でのピラミッドも圧巻だった。

応援合戦では、学校の上級生組となった1号、2号が、下級生をリードしてよくがんばっていた。

大人のリレーでは、毎年のことながら出走者確保に苦心したようだ。できあがってみると、40代が主流のなんとも痛々しいチームに。もちろん、うちの夫もその一員。だが、こちらの心配をよそにチームは大健闘。観客席では「ブラボー40代!」の声が上がっていた。なにより怪我がなくてよかった。
ちなみに、4号の走り方は夫にそっくりである。

私は、玉入れと綱引きに出場し、どちらも勝利。来年も、小さな工夫が勝利につながる「技巧もの」でお願いしたい。走ったら死にますから、たぶん。

あとは、ちびっ子競争を含め、ひたすら5号を追っかけていた運動会だった。もうこっちの40代は、3歳児にもかなわない。
私がちょっと目を離した隙に、立ち入り禁止の教室に逃げ込んで学校のスタッフさんに見つかったり、玄関で運転手さんを呼び一人で帰ろうとしたところを友人に捕獲されたり。
どうやら彼も私に似ず足が速そうなのは結構だが、それ以前に来年、幼稚園児としてちゃんと並んでいられるのだろうか。5人目にしてものすごく不安になった。

結果は白組の勝利だった。チームが負けたのは残念だったけど、これが終わったらやっぱり日本に帰ってしまう4号の大親友Aちゃんのパパが白組の監督だったので、インドネシア生活の最後を勝利で飾ってもらえてよかった。

子ども達の生きる力に圧倒された運動会。みなさん、お疲れ様でした。

EJJC運動会 074
2コース赤が4号、3コース白がMちゃん
ものすごく大きさ違いますが一応同じ一年生です
わたくし肉眼派で写真が1枚もないので、ばにらブログから借りました
いいんです、学校がCD-Rを売ってくれるので
家族の毎日TB : 0CM : 4
  [ 4号 精をつける ]
2008-07-06(Sun) 11:00:53
よさこいの後、家族で夕飯を食べに行った。

メイドさんがいないこともあって、最近土曜の夜は外食が習慣になっている。
ここでは、我が家でも3000円程度で外食が出来るので、旅行などにも滅多に行かない我が家の娯楽のひとつにもなっている。

もちろん、ローカルレストランへ行けばもっと安上がりなのだが、香辛料たっぷりのインドネシア料理は、子ども達の口に合わない。
そう、外食のもうひとつの理由は、和食が食べたいことだ。

日本よりは安い、といってももちろんここでは結構高い方に入る。それにやっぱり口に合わないのか、インドネシア人はあまり見かけない。でも、中国人には人気があるようで、よく入っている。

昨日は私の誕生日ということと、夫が半額クーポンをもらっていたこともあって、日本料理店の中でもちょっと高級な居酒屋兼寿司屋に行ってみた。

外食の時にはいつも、たくさん取り皿をもらって、みんなで味見しながら食べるのが我が家流だ。一人で7種類の料理が食べられるが、それがとても好評だったりすると、7分の1しか食べられないこともある。

1号、3号はそれぞれ大好物のサーモン丼、親子丼を注文。3号はいつでもどこでも親子丼。寿司や刺身がずらっと並ぶメニューを前にしてもそれは変わらない。親孝行な娘である。2人はそれを習慣どおり別の皿に取り分けて、みんなに回す。

2号は、私や夫が頼んだ寿司を味見の範囲を越えてつまんだ挙句、自分用にはざるそばを注文。ところが、そのそばを、麺食い5号がこれまた味見の範囲を越えてほとんど食べてしまい、仕方ないので、もう1皿追加注文。

ここでの外食もそろそろ限界か?
日本に帰った日にゃ、「外食は食べ放題のみ」もしくは「外食前に家で食事」になるのは間違いない。

その様子を見ていた4号、「4号もまだ食べたい。」と言い出した。

この日彼女はうなぎ弁当を注文。松花弁当風の器に入ってきたうなぎとご飯をあっという間に平らげ、みんなの前に回ってきたのは、サラダとフルーツのみだった。←もちろんこういうものはみな私の口に入る

「いいよ、何が食べたいの?」と問う夫に対し、なかなか言い出せない様子の4号。そっと差し出された箸袋を見て、夫がひっくり返って笑い出した。

『またうなぎべんとう』

さすが猛獣。

夫が説き伏せて、「うなぎ寿司」にさせたのは言うまでもない。



笑われたことに腹を立て箸袋を引きちぎった
2カンしかないうなぎ寿司は当然一人で食べた
猛獣様を飼うのはとってもエキサイティング
家族の毎日TB : 0CM : 4
  [ 持久走記録会 ]
2008-06-27(Fri) 13:14:42
学校では、毎週火曜日に業間運動がある。中休みに体力づくりをするもので、1学期は持久走、2学期は一輪車、3学期は縄跳びをする。
年中暑いので、運動は大変そう。だが、送迎は車で、あまり外でも遊べない当地では、学校で子どもの体力づくりをしてもらえるのはありがたい。

今日はその1学期の業間運動の締めくくりとして、持久走記録会が行われた。

我が子たちは、幸い夫に似て、どの子もそこそこ運動神経がいい(あくまでそこそこ)。けれど、体力系、反射神経系、瞬発力系など、それぞれ得手不得手はある。
この日も、コツコツ型の1号、3号は、中学生女子の部、高学年女子の部でそれぞれ2位に。短距離は得意だが持久力はない2号は、やっとゴール。

が、短かろうが長かろうがいかんなく力を発揮するのが4号である。
彼女の何が他人より優れているのかといえば、それはまぎれもなく闘志である。

とにかく小さい。1年生なのに、やっと100センチちょっとという、4歳児並みの大きさ。小粒ぞろいの我が家の中でも一段と小粒である。
でも意気地だけは、そこそこどころか、人の5倍くらいある。

この日彼女は、低学年女子の部に出走。
体が小さいので、押し負けてスタートは出遅れる。その後ちょこまかと走り、自分の1.5倍くらいある上級生を、どんどん追い抜いていく。歯を食いしばり、「負けたくない」一心で走っているのがよくわかる。短い足をくるくるとすばやく回転させて走る様は、滑車を回すハムスターのようである。
結果、2年の女の子、3年の女の子に続いて3位だった。観戦していた多くのお母さんからは、「4号ちゃん、小さいのにすごいねえ。」と感心してもらった。

ところが、本人は不本意だったようだ。
なんといっても今朝、目の中に炎を宿し、「4号は○○ちゃん(1位になった2年の女の子)についていく。そして最後に抜かす。」と宣言していたくらいだから。
練習でも一度も勝ったことがないのに。
その高いセルフイメージはいったいどこから来るのか教えてほしい。

おっとり型の子どもを持つママにはうらやましがられることもあるが、とんでもない。
猛獣を飼っているようなものだ。戦う時は勇ましいし頼もしくもあるが、反面気難しいし危険だし、普段のお世話はとっても大変なのである。自慢の牙は抜きたくないけど、ところかまわず牙を剥くのも困りものだ。

まあ、他がコアラや羊なので、彼女のおかげで我が家の毎日はとっても刺激的ではあるが。
家族の毎日TB : 0CM : 3

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